多店舗・本部の運用

全店の営業時間やURLを変える|多店舗ビジネスプロフィールの一括編集

この記事でわかること

  • 複数店舗の情報変更で、公式ヘルプに手順が書かれている範囲と、書かれていない範囲の切り分け
  • 社内の識別キーとしての「店舗コード」の付け方と、台帳に持たせる列
  • 営業時間・休憩時間・特別営業時間の編集手順(公式ヘルプの記載どおりの粒度)
  • 1店で試してから全店へ広げる、事故を防ぐ作業順
  • 変更後に反映を確認する箇所と、ずれが残りやすい場所

Googleの仕様に触れる箇所は、2026年9月22日時点の公式ヘルプを開いて確認した内容です。今回確認したのは「営業時間を編集する」(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)です。

一括で変えられるもの、1店ずつ触るもの

今回確認した公式ヘルプ「営業時間を編集する」に手順が書かれているのは、1つのビジネスプロフィールの営業時間を編集する操作です。複数拠点をまとめて更新する機能やスプレッドシートによる取り込みについては、このページに記載がありません。したがって本記事では、その可否や画面の流れには踏み込まず、「どの方法で反映するにせよ、事故を起こさないための段取り」を中心に扱います。

多店舗の更新作業でつまずくのは、たいていGoogleの機能そのものではなく、その手前の準備です。全店分の新しい営業時間やURLが、誰の手元にも同じ形で揃っていない。担当者ごとに表記が違う。前の値を控えていないので戻せない。ここが整っていれば、反映の手段が何であれ作業は安定します。

準備する項目決めておくこと
変更対象どの店舗の、どの項目を変えるか(店舗コードで指定)
変更前の値巻き戻し用に、現在の値を控える
変更後の値表記ゆれのない1つの文字列として確定させる
反映日いつから適用するか。特別営業時間で先に入れるか
担当と確認者入力する人と、反映を見る人を分ける

変更が10拠点を超える規模になると、確認の設計そのものが別の論点になります。その場合は当サイトの別記事「10店舗以上のビジネスプロフィール一括確認|条件と、審査で止まる箇所」も合わせて読んでください。

店舗コードの付け方(社内の識別キーとして)

店舗コードは、台帳・スプレッドシート・QRコードの管理・問い合わせ対応を1本の線でつなぐための社内キーです。Google側でこの値がどう扱われるかは、今回確認した公式ヘルプには記載がないため、ここでは「社内で一意に管理するための番号」として設計します。

設計の原則は4つです。

  1. 一意にする:同じコードを2店舗に使わない。閉店した店舗のコードも再利用しない。
  2. 変えない:店名変更・移転・業態変更があってもコードは据え置く。名称や地名をコードに詰め込むと、変更のたびに破綻します。
  3. 機械が読める形にする:半角英数字、区切りは1種類(ハイフンなど)に固定。全角と半角、大文字と小文字の混在は突合の失敗要因になります。
  4. 短くする:目視で読み上げられる長さに収める。
例評価理由
S-014使いやすい通し番号だけ。名称が変わっても影響なし
JP-KNT-014条件付き地域ブロックが再編されると意味がずれる
新店2号避ける全角混在。時間が経つと「新店」でなくなる
tenpo-ekimae避ける移転すると実態と合わなくなる

台帳に持たせる列は、店舗コード/正式名称/住所/電話番号/通常の営業時間/特別営業時間/サイトURL/予約URL/管理担当/最終更新日/反映確認日、あたりが最小構成です。URLは末尾のスラッシュや計測パラメータの有無で見た目が同じでも別物になるため、台帳側の文字列をそのまま使える状態にしておきます。

権限が分散していて誰が編集できるのか曖昧な場合は、更新作業の前に整理が要ります。「多店舗のビジネスプロフィール権限設計|グループ・オーナー・管理者の分け方」で扱っています。

営業時間の編集手順(公式ヘルプの記載どおり)

公式ヘルプ「営業時間を編集する」には、通常の営業時間、休憩時間、24時間営業、特別営業時間の設定が記載されています。以下は原文の粒度に沿った整理で、画面上の細かな挙動は原文に書かれていないため触れません。

通常の営業時間

公式ヘルプには「ビジネス プロフィールに移動します。」「[プロフィールを編集] [営業時間] を選択します。」「[営業時間] セクションで、[営業時間] の横の編集 [決まった営業時間で営業している] を選択します。」「営業日にあたる曜日ごとに、横のチェックボックスをオンにします。」「営業時間を設定するには、プルダウンを使用します。」「営業時間を設定したら、[保存] をクリックします。」と記載があります(営業時間を編集する)。

営業時間を表示しない運用については、「プロフィールに営業時間を表示したくない場合は、[営業時間不定で営業している] [保存] を選択します。」とあります(営業時間を編集する)。

休憩時間

中抜けがある店舗は、「休憩時間があることを示すには、同じ曜日に時間帯の異なる 2 つのエントリを作成します。」と記載されています(営業時間を編集する)。原文では土曜日に午前9時〜午後2時と午後5時〜午後10時を設定する例が挙げられ、2つ目のエントリを作る際に「[営業時間を追加] をクリックします。」とあります(営業時間を編集する)。

24時間営業

「営業日にあたる曜日ごとに、[開始時間] [24 時間] [保存] をクリックします。」と記載があります(営業時間を編集する)。

特別営業時間・営業時間の詳細

公式ヘルプでは、特別営業時間を設定する場面として「一時的に営業時間を変更する。」「連続して最長 6 日間休業する。」の2つが挙げられています(営業時間を編集する)。また「別の時間帯に行うサービス(高齢者優先時間帯、デリバリーやテイクアウトのみの時間帯など)がある場合は、営業時間の詳細を設定します。」とも記載されています(営業時間を編集する)。

年末年始や祝日の扱いは「「営業時間が異なる可能性があります」を消す|祝日・年末年始の特別営業時間」で別途まとめています。

1店で試してから全店へ:事故を防ぐ作業順

全店を同時に触らないことが、最も効く事故防止策です。1店舗で一連の流れを通し、反映まで見届けてから対象を広げます。順番は次のとおりです。

  1. 台帳を確定させる:変更前の値と変更後の値を並べて持つ。この時点で表記ゆれを潰す。
  2. パイロット1店を選ぶ:営業時間の形がいちばん複雑な店舗(中抜けあり、曜日で違うなど)を選ぶと、後続で詰まりにくくなります。
  3. 1店だけ更新する:手順どおりに入力し、保存する。
  4. 反映を見る:オーナー側の画面だけでなく、一般のユーザーとして検索・マップの両方で見る。後述のチェックを行う。
  5. ブロックに分けて広げる:5〜10店ずつなど、確認が回る単位で進める。1ブロック終えるごとに確認を挟む。
  6. 変更ログを残す:店舗コード、項目、変更前、変更後、作業者、作業日時、確認日を1行で記録する。
  7. 巻き戻しの条件を先に決めておく:「どの状態になったら元に戻すか」を作業前に合意しておくと、判断が個人に寄りません。

複数人で分担する場合は、同じ店舗を2人が同時に触らないよう、担当を店舗コード単位で割り振ります。24店舗を運用している自社の実務でも、作業そのものより「誰がどこまで終えたか」の把握に時間を取られがちで、ログの列を先に決めておくほうが結果的に早く終わります。

反映を確認する

営業時間を更新すると、公式ヘルプには「ビジネス プロフィール上: 情報の更新があったことを知らせるメッセージ。」「モバイル デバイスに表示されるプロフィールの [更新] タブ上: 営業時間が変更されたことを知らせる投稿。」がユーザーに表示されると記載されています(営業時間を編集する)。この投稿については「営業時間の変更について詳しい情報を表示するには、投稿を編集します。」「営業時間の更新に関するメッセージと投稿を削除するには、関連する投稿を削除します。」ともあります(営業時間を編集する)。

確認は次の観点で行います。

確認する場所見るポイント
検索結果のプロフィール曜日ごとの時間、休憩時間の2エントリ
マップのプロフィール検索側との差がないか
モバイル表示[更新] タブ側の表示
特別営業時間該当日の表示になっているか
台帳反映確認日を記入し、未確認店を残さない

更新したはずの内容が別の値になっている、しばらくして元に戻る、といった症状は編集作業とは別の原因であることがあります。「Googleマップの営業時間が勝手に変わる原因|「Googleによる更新」の直し方」を先に確認してください。

変更後にずれが残る場所

ビジネスプロフィールを直しても、自社サイトのフッター、予約サイト、SNSのプロフィール欄、店頭の掲示、電話の自動応答などに古い情報が残ります。ユーザーは見比べるので、片方だけ新しい状態は問い合わせを増やします。

変更作業のタスクリストには、Google以外の掲載先も同じ店舗コードで並べておきます。どこを基準にするかを決めていない場合は、「店舗情報の「正本」を決める|マップ・サイト・予約サイトの不一致点検表」で点検表の作り方を扱っています。生成AIの回答に古い営業時間が出る場合の追い方は「ChatGPTやGeminiが自店の情報を間違えるとき|出どころの特定と直す順番」にまとめています。

よくある質問

Q. 全店の営業時間を一度に変更できますか。

今回確認した公式ヘルプ「営業時間を編集する」には、複数拠点をまとめて更新する手順の記載がありません。可否を断定できないため、本記事では反映手段を問わず使える準備と確認の段取りを扱いました。

Q. 店舗コードはGoogleが決めるものですか。

Google側でどう扱われるかは、今回確認したページに記載がありません。本記事の店舗コードは、台帳・作業ログ・QRコード管理を突き合わせるための社内の識別キーとして設計しています。社内で一意・不変にしておけば、どの手段で更新しても混線しません。

Q. 1週間以上の連続休業はどう設定しますか。

公式ヘルプでは、特別営業時間を設定する場面として「連続して最長 6 日間休業する。」が挙げられています(営業時間を編集する)。これを超える期間の扱いについては同ページに記載がなく、関連資料として「ビジネスに閉業マークを付ける」が挙げられているのみです。改装休業の段取りは「店舗が移転・改装休業するときのGoogleマップ設定|口コミを残す手順」も参照してください。

Q. 営業時間を変えると出る更新の投稿は消せますか。

公式ヘルプには「営業時間の更新に関するメッセージと投稿を削除するには、関連する投稿を削除します。」と記載されています(営業時間を編集する)。詳しい案内を出したい場合は、削除ではなく投稿を編集する方法も同ページに書かれています。

Q. 作業ミスで前の営業時間に戻したいときは。

変更前の値を台帳に控えてあれば、同じ手順で元の値を入力し直す形になります。控えがないと復元先が分からなくなるため、作業前に現在値を書き出す工程を外さないことをおすすめします。

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ここまでは、スプレッドシートと作業ログがあれば手作業で回せます。店舗数が増えて、更新の告知や口コミへの返信まで同じ人が抱えるようになると、確認の抜けが出はじめます。名古屋のWEB制作会社 graciauto では、自社で24店舗を運用しながら口コミ運用の仕組み coecoco を開発しています(2026年9月14日時点・24店舗でGoogle口コミ累計568件、返信率98%)。手作業が回らなくなってきた段階で、仕組み化の相談先として見てみてください。

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