「営業時間が異なる可能性があります」が出たら|祝日・年末年始の特別営業時間
この記事でわかること
- 「営業時間が異なる可能性があります」が出る条件について、公式に分かっていること
- 特別営業時間の入れ方(1店舗ずつの手順)
- 通常どおり営業する祝日の扱い
- 多店舗でスプレッドシートから一括設定する方法と書式
- いつまでに入れておくか
Googleの仕様に触れる箇所は、2026年9月20日時点の公式ヘルプを開いて確認した内容です。
この表示はどんなときに出るのか
祝日の前後に、Googleマップや検索結果の営業時間の横へ出る注意書きです。表示される条件そのものは、Googleの公式ヘルプには明記されていません。公式に確認できるのは、祝休日には特別営業時間を設定するようGoogleがすすめている、という点です。
特別営業時間を設定する方法には、次の趣旨の記載があります。公的な祝休日については、通常の営業時間と変わらなくても、念のために祝休日の営業時間を設定することをおすすめします。そうすることで、特別営業時間が正しいものだとユーザーに明示できます。
つまりGoogleの側から見ると、祝日の営業時間が入っていないプロフィールは、「その日に本当に開いているかが確認できていない」状態です。設定すれば必ず消えると公式が書いているわけではないため、設定後に自分の目で表示を確認するところまでを手順に含めます。
また、どの日を祝日として扱うかはGoogleが決めています。営業時間を編集するには、Googleで使用する祝日のリストへの案内があります。店が独自に決めている休業日(お盆休み、創業記念日など)は、このリストとは別に、自分で日付を指定して入れます。
特別営業時間の入れ方
特別営業時間は、プロフィールの編集画面の「営業時間」から、日付を指定して入れます。通常の営業時間は書き換えません。特定の日だけ上書きする、という考え方です。
公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- プロフィールを管理しているGoogleアカウントでログインし、ビジネスプロフィールの管理画面を開く
- 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選ぶ
- 特別営業時間の編集アイコンを選ぶ
- 日付を選ぶ。提示された日付から選ぶか、任意の日付を追加する
- その日の営業時間を入れる。休業する日は休業にする
- 保存する
前提条件が1つあります。特別営業時間を表示するには、通常の営業時間の設定で「決まった営業時間で営業している」を選んでいる必要があります。営業時間不定の設定にしている店は、先に通常の営業時間を入れます。
使える範囲にも決まりがあります。公式ヘルプによると、特別営業時間は、一時的な営業時間の変更や、連続して最長6日間の休業に使うものです。連続して7日間以上休業する場合や、期間未定で休業する場合は、特別営業時間ではなく、臨時休業のマークを付けるよう案内されています。改装で2週間休む、といった場合は臨時休業のほうです。
年末年始を例にすると、12月30日から1月3日までの5日間の休業は特別営業時間で入れられます。12月29日の短縮営業と1月4日の時短での営業開始も、同じ画面で日付ごとに時間を入れます。
通常どおり営業する祝日はどうするか
通常どおり営業する祝日にも、通常と同じ時間で特別営業時間を入れます。変更がないのに入れるのは手間に見えますが、公式ヘルプがすすめているのはこの形です。
理由は、前の章で引いた公式の記載のとおりです。入れておくことで、「この日の時間は店が確認済みである」とユーザーに示せます。何も入れていない祝日は、開いているのか閉まっているのかを、お客様がマップから判断できません。
美容サロンでは、祝日は営業し、翌日の平日に振替で休む店が少なくありません。この場合は、祝日当日に通常の時間を入れ、振替休業の日を休業として入れます。振替日は祝日のリストには出てこないため、任意の日付として自分で追加します。入れ忘れが多いのは、この振替日のほうです。
多店舗での一括設定
複数の店舗を1つのアカウントでまとめて管理している場合は、スプレッドシートのアップロードで特別営業時間を一括で入れる方法があります(利用できる条件は公式ヘルプで確認してください)。公式ヘルプの同じページに、書式が載っています。
| 入れたい内容 | 特別営業時間の列に書く値の例 |
|---|---|
| 1月1日は終日休業 | 2027-01-01: x |
| 12月29日は10時から17時 | 2026-12-29: 10:00-17:00 |
| 複数の日をまとめて入れる | 2026-12-30: x, 2026-12-31: x, 2027-01-01: x |
書式の決まりは次のとおりです。
- 日付と時間は「YYYY-MM-DD: HH:MM-HH:MM」の形で書く
- 終日休業は「x」で表す
- 複数の日、または1日に複数の時間帯を入れるときは、カンマで区切る
注意点が1つあります。既存の店舗に特別営業時間だけを追加する場合、スプレッドシートには店舗コードの列と特別営業時間の列だけを入れます。一括アップロード用スプレッドシートを作成するには、列ヘッダーだけがあって中身が空の列は、その列の既存の情報が削除される、と書かれています。全列入りのひな形に特別営業時間だけを書いて上げると、ほかの情報を消す事故になります。
事故を防ぐために、次の順で進めます。
- 現在のビジネス情報を一括でダウンロードし、手元に残す
- 店舗コードと特別営業時間の2列だけのシートを作る
- まず1店舗ぶんだけアップロードし、マップの表示を確認する
- 問題がなければ全店ぶんをアップロードする
- 数店舗を抜き取りで開き、日付と時間が正しいかを見る
一括アップロードが使えない構成(店舗ごとに別のアカウントで管理しているなど)の場合は、1店舗ずつ入れるしかありません。全店の休業日を先に1枚の表にまとめ、それを見ながら入力すると、店ごとの入れ間違いが減ります。全店の情報を1枚で管理する方法は、店舗情報の「正本」を決める|マップ・サイト・予約サイトの不一致点検表に書きました。
いつまでに入れておくか
公式ヘルプに、何日前までに設定するという期限の記載はありません。運用上は、対象日の1か月前を目安にします。根拠は、編集内容の審査にかかる時間です。
ビジネス プロフィールの編集内容の反映によると、編集内容の審査は通常最長10分ほどで終わりますが、場合によっては最長30日ほどかかることがあります。ほとんどの場合はすぐ反映されるとしても、年末年始のように外せない日は、最長のほうに合わせておくと安心です。
年間の段取りとしては、次の形が続けやすいです。
- 年初に、その年の祝日と店の休業予定を一覧にする
- ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は、それぞれ1か月前に入力する
- 単発の祝日は、月初の点検のときに当月と翌月ぶんをまとめて入れる
- 入力した翌日に、ログインしていない状態のマップで表示を確認する
入れたあとに時間が別の内容へ変わっていた場合は、祝日の設定とは別の原因が考えられます。Googleマップの営業時間が勝手に変わる原因|「Googleによる更新」の直し方で、見分け方と戻し方を説明しています。
あわせて、自社サイトと予約サイトの休業案内も同じ日付で揃えます。マップだけ正しくても、予約サイトで予約が取れてしまえば、来店の失敗は防げません。
よくある質問
特別営業時間を入れたのに、表示が消えません
まず、入れた日付が合っているか、保存後の状態が審査中になっていないかを確認します。審査は最長で30日ほどかかることがあるとされています。表示が出る条件は公式に明記されていないため、設定後も残る場合の確実な対処は案内されていません。日付と時間が正しく表示されていれば、お客様への情報提供としては足りています。
祝日も通常どおり営業します。それでも入れる必要がありますか
公式ヘルプは、通常の営業時間と変わらなくても、祝休日の営業時間を設定することをすすめています。入れておくと、その日の時間が確認済みであることをユーザーに示せます。必須ではありませんが、入れておくほうが問い合わせは減ります。
7日以上休む場合はどうしますか
特別営業時間は、連続して最長6日間の休業までが対象です。連続して7日間以上休む場合や、再開時期が決まっていない場合は、臨時休業のマークを付けるよう公式ヘルプで案内されています。
毎年同じ日に休みます。繰り返しの設定はできますか
公式ヘルプには、毎年繰り返す設定の記載はありません。特別営業時間は日付を指定して入れるものなので、年ごとに入れ直します。年初に1年ぶんの休業日を一覧にしておくと、入力がまとめて済みます。
特別営業時間を入れると、通常の営業時間は変わりますか
変わりません。特別営業時間は、指定した日だけに適用されます。祝日のたびに通常の営業時間を書き換える運用は、戻し忘れの原因になるため避けます。
全店の告知や情報更新が手作業で回らなくなったら
ここまでの設定は、1店舗なら年に数回、1回10分ほどの手作業で済みます。店舗数が増えると、店ごとに違う休業日を入れ、サイトや予約サイトの案内と揃え、お客様への告知まで出す作業が、祝日のたびに発生します。回らなくなってきたら、告知と情報更新を仕組みにまとめることを検討してください。
