Googleマップの営業時間が勝手に変わる原因|「Googleによる更新」の直し方
この記事でわかること
- 営業時間を書き換えているのは誰か
- 編集画面で「Googleによる更新」を見分ける方法
- 正しい営業時間へ戻す手順と、反映までの時間
- 再発を減らすために揃えておく情報
- 点検の頻度
Googleの仕様に触れる箇所は、2026年9月20日時点の公式ヘルプを開いて確認した内容です。
営業時間を書き換えているのは誰か
オーナー以外で営業時間を変えうるのは、Googleマップの一般ユーザーと、Google自身です。どちらもGoogleが公式に認めている仕組みで、不正アクセスではありません。まずこの前提を押さえると、対処の順番が決まります。
1つ目は、ユーザーからの修正提案です。Googleマップには「情報の修正を提案」という機能があり、誰でも場所の情報の編集を提案できます。Google マップで場所の情報を編集するには、Googleがユーザーの編集内容をすべて審査している、と書かれています。審査を通った提案は、プロフィールに反映されます。
2つ目は、Googleによる更新です。ビジネス プロフィールに対する Google による変更を管理するには、Googleがユーザーから寄せられた報告や使用許諾済みコンテンツなど、さまざまなソースの情報をもとにプロフィールを更新することがある、と書かれています。
具体的にどのサイトのどの情報が使われたかは、公式ヘルプには書かれていません。オーナー側から「今回の変更の出どころ」を特定する方法も、公式には案内されていません。分かるのは「Googleによって変更された」という事実までです。
「Googleによる更新」はどこで見分けるか
プロフィールの編集画面で、文字の色を見ます。公式ヘルプによると、青色で表示されている情報がGoogleによって変更された情報で、黒または白の文字は変更のない情報です。変更があった場合は、ページ上部に通知が表示されます。
確認の手順は次のとおりです。
- プロフィールを管理しているGoogleアカウントでログインする
- Google検索で自店の店名を検索し、ビジネスプロフィールの管理画面を開く
- 「プロフィールを編集」を選ぶ
- 「営業時間」を開き、青色の文字になっている箇所がないか見る
同じページには、「Googleによる変更」のすべてをビジネスプロフィールで管理できるわけではない、という注記もあります。編集画面に出てこない変更がありうる、ということです。そのため、編集画面だけでなく、お客様と同じ見え方でGoogleマップの表示も確認します。ログインしていないブラウザやスマートフォンのマップアプリで店名を検索し、曜日ごとの営業時間を見ます。
公式ヘルプには、更新された場合は通知が届き、編集画面にアラートが表示されると書かれています。通知の手段までは明記されていないため、自分から見にいく運用も併用します。
正しい営業時間へ戻す手順
公式ヘルプは、Googleによる変更をビジネスプロフィールで確認・管理できるとしており、オーナーと管理者の権限表にも「Googleによる変更の承認」があります。ただし具体的なボタン操作は載っていません。画面に確認を求める表示が出たら内容を見て判断し、最終的に正しい値が入って保存されていることを確認して終えます。
手順は、公式ヘルプの営業時間を編集するのとおりです。
- 管理画面で「プロフィールを編集」から「営業時間」を開く
- 「決まった営業時間で営業している」を選ぶ
- 営業する曜日にチェックを入れ、開店と閉店の時刻を選び直す
- 昼休みなどで時間帯が分かれる日は、「営業時間を追加」で2つ目の時間帯を足す
- 保存する
保存した内容はすぐ確定するとは限りません。ビジネス プロフィールの編集内容の反映によると、編集内容は「承認済み」「保留中」「不承認」のいずれかの状態になります。審査は通常最長10分ほどですが、場合によっては最長30日ほどかかることがあります。不承認になった場合は、再審査を請求できることがあります。
保存した日と、マップ上の表示が変わった日を、メモに残しておいてください。同じことが起きたとき、何日で戻るかの目安になります。
戻すときに1つ確認したいのは、書き換わった値が本当に誤りか、です。スタッフの都合で閉店を早めている曜日がある、最終受付の時刻を閉店時刻として案内している、といった実態があると、お客様の修正提案のほうが実態に合っていることがあります。その場合に直すべきは、マップではなく店の案内のほうです。
再発を減らすために揃えておく情報
再発を止める設定は、公式ヘルプには用意されていません。店側でできるのは、ウェブ上にある自店の営業時間を1つの値に揃え、食い違った情報が残っていない状態にすることです。これで再発しなくなると公式が保証しているわけではありませんが、誤った提案や更新の材料を減らすことはできます。
揃える対象は次のとおりです。
- 自社サイトの店舗ページに書いた営業時間
- サイトに埋め込んだ構造化データの営業時間
- 予約サイトの営業時間と最終受付
- SNSのプロフィール欄、LINE公式アカウントの基本情報
- 過去に登録したまま使っていないポータルや旧サイト
食い違いの原因として多いのが、「最終受付」と「閉店」の混在です。サイトでは最終受付を、マップでは閉店時刻を書いていると、どちらも正しいのに不一致に見えます。どちらを営業時間として書くかを決め、全部の掲載先で同じ基準にします。
祝日や年末年始だけ時間が変わる店は、通常の営業時間を書き換えず、特別営業時間を使います。通常の営業時間を祝日のたびに上書きしていると、戻し忘れがそのまま誤情報になります。設定手順は「営業時間が異なる可能性があります」が出たら|祝日・年末年始の特別営業時間にまとめました。
どの値を正しいとするか、どこを点検するかの全体像は、店舗情報の「正本」を決める|マップ・サイト・予約サイトの不一致点検表で、項目と点検先の表にしています。
点検はどのくらいの頻度で行うか
公式に決まった目安はありません。運用上は、月1回の定期点検に、営業時間を変更した直後と祝日のある週の前の確認を加える形が続けやすいです。1店舗なら1回5分で終わります。
点検では、次の3つを見ます。
- 編集画面の営業時間に青色の文字がないか
- ログインしていない状態のGoogleマップで、曜日ごとの時間が正しいか
- 直近の祝日に、特別営業時間が入っているか
点検した日と結果は、1行でよいので記録します。「いつから違っていたか」が分かると、お客様から指摘を受けたときの説明がしやすくなります。
多店舗の場合は、店舗ごとに店長へ任せるより、本部の担当者が全店を同じ日にまとめて見るほうが漏れません。店長には、営業時間の変更が決まった時点で本部へ連絡することだけを頼みます。
よくある質問
営業時間を書き換えた人を特定できますか
オーナー側で特定する方法は、公式ヘルプには案内されていません。編集画面で分かるのは、その情報がGoogleによって変更されたかどうかまでです。特定に時間を使うより、正しい値に戻して、ウェブ上の情報を揃えるほうが早く片づきます。
Googleによる更新を止める設定はありますか
2026年9月20日時点で、公式ヘルプにそのような設定は記載されていません。Googleはユーザーに最新の情報を届けるために、さまざまな情報源からの報告を使うと説明しています。店側でできるのは、定期的な点検と、食い違った情報を残さないことです。
正しい時間に直したのに、しばらくしてまた変わります
自社サイト、構造化データ、予約サイト、古いポータルのどこかに、違う時間が残っていないかを確認してください。出どころが公式に示されない以上、1つずつ潰していくしかありません。あわせて、店頭の案内や実際の閉店時刻が、入力した営業時間と合っているかも見直します。
編集して保存したのに、マップの表示が変わりません
審査中の可能性があります。公式ヘルプでは、審査は通常最長10分ほど、場合によっては最長30日ほどかかることがあるとされています。編集画面で状態が「保留中」になっていないかを確認し、「不承認」の場合は再審査の請求を検討します。
全店の告知や情報更新が手作業で回らなくなったら
ここまでの確認と修正は、1店舗なら月1回の点検で、手作業で回せます。店舗数が増えると、営業時間の変更や祝日の告知を全店ぶん入れる作業だけで、担当者の時間が埋まっていきます。回らなくなってきたら、情報更新と告知を仕組みにまとめることを検討してください。
